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絶縁油試験器

絶縁油試験器は、変圧器やOFケーブルなどに使われる絶縁油の状態を調べ、劣化や機器内部の異常を把握するための試験器です。主な種類に、電極間に交流電圧を加えて油が絶縁破壊する電圧を測る耐電圧試験器、油に溶け込んだ水素やメタン、アセチレンなどのガスを分析して過熱や放電といった故障の予兆を判定する油中ガス分析装置、劣化の指標となる酸価を測る測定セットがあります。発電所・変電所での定期点検や受入検査に使われ、現地へ持ち運べる携帯型・小型の機種と、試験室向けでデータ処理装置を備えた据置型があります。

絶縁油試験器の選び方

  1. 1. 目的に合う試験方式を選ぶ

    絶縁破壊電圧試験は油の絶縁性能そのものを、油中ガス分析は機器内部の過熱や放電の兆候を、酸価測定は劣化の進み具合を調べます。何を判定したいかによって必要な装置が異なるため、点検計画と照らして方式を確認します。

  2. 2. 準拠規格と電極条件を確認する

    絶縁破壊電圧はJIS C 2101やIEC 60156などの規格で電極形状やギャップ、昇圧速度が定められており、条件が違うと測定値を比較できません。社内基準や過去データと同じ規格に対応しているかを確認します。

  3. 3. 最大試験電圧に余裕があるか

    耐電圧試験器では、試験する油の破壊電圧より最大試験電圧が低いと、破壊させられず測定できません。新油や良好な油ほど破壊電圧が高くなるため、想定する油の値を上回る最大電圧を持つ機種を選びます。

  4. 4. 分析できるガスの種類数を見る

    油中ガス分析では、水素・炭化水素・一酸化炭素などのガス組成の比率から異常の種類を推定します。掲載製品では11種類を分析できる機種があり、採用する診断手法に必要なガスがすべて測れるかを確認します。

  5. 5. 測定範囲と必要な試料油量

    ガス濃度(ppm)や電圧の測定範囲が判定基準値を含むかを確認します。あわせて1回に必要な試料油量も確認し、機器から採取できる量や繰り返し測定の回数に見合うかを判断します。

  6. 6. 現地測定なら携帯性を重視

    発電所や変電所で測定する場合は、質量や外形寸法、電源条件、使用温度範囲が現場で扱えるかを確認します。試験室で多数の試料を扱う場合は、データ処理やプリンタ・USB出力など記録機能を重視します。

この解説は、掲載製品の資料と仕様の項目をもとに AI が作成しました。採用前に各社の資料でご確認ください。