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プーラー

プーラーは、軸にしまりばめで組み付けられた軸受や歯車、プーリーなどを、部品や軸を傷めずに引き抜くための工具です。爪(アーム)で部品の外周や背面を掴み、センターボルトや油圧スピンドルで軸端を押すことで引抜き力を発生させます。主な種類は、外径を掴む2本爪・3本爪のジョープーラー、内輪の裏側にセパレーターを差し込む背面プーラー、ハウジングに組み込まれた軸受の内輪を内側から掴む内輪引抜きプーラー、深溝玉軸受の玉の間に爪を入れる強制引抜きタイプなどです。小型品は機械式、大型軸受には油圧式が使われ、設備保全や軸受交換の現場で用いられます。

プーラーの選び方

  1. 1. 必要な引抜き力に余裕を持たせる

    しめしろが大きい軸受や大型部品ほど大きな力が必要です。掲載製品の最大引抜き力は6〜500kNと幅があり、100kN程度以上では油圧式が中心です。過負荷を防ぐ安全バルブの有無も合わせて確認します。

  2. 2. 対象外径がグリップ幅に入るか

    爪で掴める外径範囲に、取り外す軸受や部品の外径が収まる必要があります。範囲の端では爪の掛かりが浅くなりやすいため、余裕のある機種を選びます。内掛けで使う場合は内径側グリップ幅を確認します。

  3. 3. 爪が部品背面まで届く長さか

    有効アーム長が部品の厚さや軸端からの位置に対して不足すると、爪が背面に掛かりません。軸端から離れた軸受には延長ロッドや延長ピースが付属する機種、軸端からの最大距離の大きい機種が適します。

  4. 4. 軸受内径・シャフト径に適合させる

    背面プーラーや内輪引抜きプーラーは、適用軸受内径やシャフト径の範囲が決まっています。掲載製品では軸受内径7〜160mmの範囲があり、対象軸受の型番から内径・外径・幅が適用範囲内か確認します。

  5. 5. 引抜き距離とストロークを確認

    軸受を軸から完全に抜くには、はめあい長さ分の移動量が必要です。最大ストロークが足りない場合は途中で延長ピースを継ぎ足す作業が発生するため、はめあい長さと比べて選びます。

  6. 6. 取付状態に合った形式を選ぶ

    外輪がハウジングにしまりばめの場合は内輪引抜きや強制引抜きタイプ、内輪背面に隙間が少ない場合は背面プーラーやコレット式、外周を掴める場合はジョープーラーと、取付状態で適する形式が異なります。

この解説は、掲載製品の資料と仕様の項目をもとに AI が作成しました。採用前に各社の資料でご確認ください。