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潤滑油

潤滑油は、機械の摺動部や回転部に油膜をつくり、摩擦・摩耗・発熱を抑え、さびや腐食を防ぐ液状の潤滑剤です。基油(ベースオイル)に耐摩耗剤や酸化防止剤などの添加剤を加えて作られます。基油には鉱物油のほか、PAO(ポリアルファオレフィン)やエステルなどの合成油があり、合成油は高温・低温での性能や酸化安定性に優れます。用途別にチェーンオイル、ギヤ油、油圧作動油などがあり、食品工場向けには偶発的な食品接触を想定したNSF H1認定品も使われます。コンベアチェーンやオーブン内チェーンなど、使用温度や荷重に応じて粘度と基油を選びます。

潤滑油の選び方

  1. 1. 粘度グレードを機械の指定に合わせる

    ISO VGは40°Cでの動粘度の中心値で区分した粘度等級で、VG 68、100、220などがあります。粘度が低すぎると油膜切れによる摩耗、高すぎると浸透不足や動力損失を招きます。まず機械メーカーの指定グレードを確認し、高荷重では高めのグレードを選びます。

  2. 2. 高温側の粘度も確認する

    油の粘度は温度上昇で下がるため、40°Cの値だけでなく100°Cでの動粘度も見ます。掲載製品では9〜25mm2/sの幅があります。オーブン内チェーンなど高温で使う場合は、高温でも十分な粘度を保つ製品を選ぶと油膜を維持しやすくなります。

  3. 3. 使用温度範囲が環境に合うか

    高温用・中温用・低温環境向けなど、製品ごとに想定温度が異なります。最高温度だけでなく冷凍庫や寒冷地での始動時の最低温度も含めて確認します。高温では蒸発や炭化物(スラッジ)の発生、低温では流動性の低下が問題になります。

  4. 4. 用途に合う基油を選ぶ

    鉱物油は汎用で扱いやすく、PAOは低温流動性と酸化安定性、エステルは高温での低蒸発性や残留物の少なさに優れます。掲載例でも中温用は鉱油、高温用はエステル系、低温・湿潤環境向けはPAO系と使い分けられています。

  5. 5. 低温での流動点を確認する

    流動点は油が流動性を保てる最低温度の目安で、掲載製品では-50〜-30°Cです。冷凍・冷蔵設備や屋外の寒冷環境では、最低使用温度より十分低い流動点の製品を選ぶと、始動時の給油不良を防げます。

  6. 6. 食品・製薬工場では認定を確認

    食品や医薬品の製造ラインでは、偶発的な食品接触が許容されるNSF H1認定の潤滑油が求められることがあります。また塗装工程の近くではシリコンフリー品が指定される場合があります。工場の衛生基準や工程上の制約に合う認定・表示を確認します。

この解説は、掲載製品の資料と仕様の項目をもとに AI が作成しました。採用前に各社の資料でご確認ください。