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ぜんまいばね

ぜんまいばねは、帯状のばね材を渦巻き状に巻いた部品で、巻き込むことで蓄えた弾性エネルギーを回転トルクとして取り出します。主な種類には、軸やケースに組み込んで回転力を得るうず巻きばね・ゼンマイ単体と、ケースに収めて巻取り紐を引き出し・巻き戻すぜんまいユニットがあります。材質には硬鋼線材、炭素工具鋼、ステンレスなどが使われます。用途は自動車部品やモーターの起動補助、家具のリフト機構、コードや紐の自動巻取りなど、電源を使わずに戻り力や回転力を得たい場面です。

ぜんまいばねの選び方

  1. 1. 必要な最大トルクを確認する

    うず巻きばねやゼンマイ単体では、機構を動かすのに必要な回転力を満たすかを最大トルクで確認します。掲載製品では1.09〜12N・mの範囲です。トルクは巻き込み量によって変化するため、使用する回転角の範囲で必要トルクを下回らないかを見ます。

  2. 2. 収納スペースに合う外径を選ぶ

    外径Dは巻き込んだ状態のばねの外径で、組み込むケースやハウジングの内径に収まるかを決めます。掲載製品では42〜100mmで、外径を指定して製作できるフリーサイズ品もあります。巻き戻した状態で広がる分の余裕も考慮します。

  3. 3. 板厚と板幅でトルクと寸法を調整

    同じ外径でも板厚tが厚いほど、板幅bが広いほど発生トルクは大きくなります。板厚が増すと巻き数が減り回転角が小さくなる傾向があります。掲載製品では板厚0.2〜0.8mm、板幅5〜16mmで、軸方向の取付け幅に板幅が収まるかも確認します。

  4. 4. ユニットは紐出力とストロークで選ぶ

    ぜんまいユニットでは、紐を引く力である紐出力と、紐を引き出せる長さのストロークが選定の基準です。掲載製品では出力2.45〜9.8N、ストローク1500mmです。巻き戻し時に対象物を確実に戻せる出力か、必要な引出し長さが足りるかを確認します。

  5. 5. 繰返し回数に対する寿命を見る

    ぜんまいばねは巻き込みと巻き戻しを繰り返すと疲労で破損や力の低下が起こります。掲載製品では寿命の目安は20万回です。装置の想定使用頻度と耐用年数から必要な回数を見積もり、目安を超える場合は交換周期を決めておきます。

  6. 6. 使用環境に合う材質を選ぶ

    硬鋼線材(SWRH 62Aなど)や炭素工具鋼は一般用途向けで、湿気や水分のある環境ではさびに注意が必要です。腐食が懸念される場所ではステンレス製を検討します。表面処理やグリースの有無も、摩擦や耐食性に影響します。

この解説は、掲載製品の資料と仕様の項目をもとに AI が作成しました。採用前に各社の資料でご確認ください。